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XRPアカウントのブラックホール化

2022/03/16

XRP Ledger では自身のアカウントの操作権を他アカウントへ渡すレギュラーキーという機能があリます。

この機能を使用し、マルチシグやアカウントのブラックホール化が可能です。

今回はこのブラックホール化についての解説を行います。

マスターキー

ブラックホール化の説明の前に、前提情報として必要なマスターキーについての説明を行います。

マスターキーとは公開鍵と対となる秘密鍵から導出されるキーです。

レギュラーキーを設定せず、マスターキーを紛失した場合は、以後アカウントへのアクセス権を失います。

ブラックホール化とは

ブラックホール化とは任意のアカウントへのアクセス権を放棄することです。

既知のブラックホールアカウントへレギュラーキーを設定し、アカウント自身のマスターキーを無効化することでブラックホール化することができます。

アカウントのブラックホール化は 2021 年夏以降、IOU 機能を使用したトークンプロジェクトの乱立から注目され始めました。

なぜブラックホール化が注目を浴びたか?

ブラックホール化を行うことで、そのアカウントへアクセスできる者が存在しないことを証明することが出来ます。

これはトークンプロジェクトにおいてトークンの発行数を増やすことが出来ないことを XRPLedger として証明することになります。

ブラックホール化は必須なのか?

XRPL にてトークン(IOU)を発行するアドレスにはブラックホール化を行わないアドレスも多数存在します。

代表的な例として、Bitstamp や Gatehub の IOU が挙げられます。

Bitstamp らが発行しているトークンは BTC を XRPL にて交換手形として発行したトークンです。

ユーザが BTC 手形を BTC へ交換したり、BTC を BTC 手形へ変換する際に Bitstamp のトークン発行数は増減します。

トークンの発行数は発行主体により固定であったり、増減する場合があります。

重要なのはトークンの発行数ではなく発行主体が信頼できるものかどうかです。